顎関節症は「あごが痛い」、「口が開かない」、「あごを動かすと音がする」、などの症状を主症状とした病気です。

原因は複雑で、かみ合わせが悪かったり、歯ぎしりや歯をかみしめる癖、ムチ打ちなどの外傷、ストレスとさまざまな要因が重なって強い力があごの関節にかかる場合に起こると言います。また原因以外に症状を持続・悪化させる因子もあります。（日本顎関節学会HPより）

治療法としては、保存治療が一般的で鎮痛薬の使用と共にスプリントといわれる、プラスチックの板を歯列全体にかぶせることで顎関節への負担を軽くする治療法が行われます。
この病気は、このような対症療法（症状をやわらげる治療）でも症状が軽くなることがありますが、実は根本的なかみ合わせの問題や、強く歯ぎしり、歯をかみしめる癖をしてしまう状況（これも咬み合わせに関連）を改善しないと、再発しやすいことが多くあります。

かみ合わせの治療、歯ぎしり、歯をかみしめる癖の治療は、一般的に難しいとされておりますが、当院ではそれらの問題をオーストリアンナソロジーの考え方に則って、解決していくことを可能としています。
顎顔面の骨格の問題や顎関節の機能の問題を精密に検査することで、なぜ顎関節に負担が生じてしまっているのかを診査・診断いたします。

顎関節症をお持ちの患者様の多くは、一時的な対症療法で改善と再発を繰り返している方が多いようです。
当院では、顎関節症を根本から改善することを目的に精密な診査・診断を行い、かみ合わせ治療、あごの位置のズレの修正を行っていきます。
かみ合わせを改善するためには、矯正治療、かぶせものの治療、義歯の治療などを効果的に行っていく必要がありますが、一貫した考え方の下、全て当院で対応することが出来ます。

顎関節症や、かみ合わせの問題でお悩みの方は、是非、ご相談ください。

顎関節症の患者様に対して、こちらの「キャディアックス」という、かみ合わせ専用の診断機器を使用し、検査を行う場合があります。